眠い時や疲れた時、元気を出したい時などに飲むエナジードリンク。
コンビニやスーパーなど、どこにでも置いてて手軽に飲めることで人気ですよね。
一度は飲んだことのある人も多いのではないでしょうか。
でもエナジードリンクの効果ってご存知でしょうか?
結論から言いますが、全く効果なんてありません。
今回の記事では、そんなエナジードリンクの効果がない理由について、わかりやすく解説していきます。
エナジードリンクとは
栄養ドリンクと勘違いされがちなエナジードリンクですが、実は栄養ドリンクではありません。
コーラなどのジュースと同様、清涼飲料水に該当するのです。
その理由としては、栄養ドリンクなどには入っている「タウリン」が関係しています。
日本では、「タウリン」は薬事法で医薬部外品に分類されているため、清涼飲料水として扱えず、その代用として「アルギニン」というアミノ酸の一種にあたる成分に替えています。
薬事法ギリギリを攻めてる感じがするのは私だけでしょうか。。。
エナジードリンクのカフェイン量
次に、エナジードリンクのカフェイン量について見てみましょう。
代表的なエナジードリンクといえば、レッドブルやモンスターを想像するのではないでしょうか。
レッドブルとモンスターのカフェイン量は↓です。
・レッドブル(250ml):80mg
・モンスター(355ml):142mg
コーヒー1杯分(150mg)のカフェイン量が約80mgと考えると、コーヒーの方が少ない量でカフェインを摂取できるのがわかります。
1日のカフェイン摂取量上限
日本ではカフェイン中毒になる数字は明確なラインが設定されていませんが、目安としては短時間で400mg以上の摂取が危ないと言われています。
1時間以内に体重あたり6.5mg以上摂取すると危険だ、とも言われています。
人の身体の中では、カフェインは摂取から6時間でやっと半分の量になるため、エナジードリンクを毎日摂取し続けると、慢性的な睡眠不足に陥ってしまうことが考えられます。
そのため、400mg以上摂取してしまうと、体がカフェインを代謝できなくなってしまい、急性症状が出ると言われています。
モンスターエナジーでいえば、1日2本以上飲むと危険ということですね。
毎日飲み続けるとどうなるか
では、エナジードリンクを飲み続けるとどうなるのか?
聞いた話によると、とあるサラリーマンが仕事で気合を入れるために毎朝エナジードリンクを飲んでおり、効果が切れた午後にもエナジードリンクを飲む、そのサイクルを続けたそうです。
そうして半年経過した結果、体のあらゆる箇所に次のような異変が起きたらしいんです。
①慢性的なダルさを感じ、起きた時に立ちくらみを感じるなどの症状
②身体が拒否反応を起こしているのかすぐにお腹を壊すようになった
③手が震える
④エナジードリンクの味を感じない
⑤肌荒れ
⑥食欲を無くす
その後、この方はなんとか依存症から立ち直り、生活を改善したようですが、こういった症状が少しでも出たら危険信号と思った方がいいでしょう。
まとめ
最後にもう一度記載しておきます。
「味が好き」といった理由以外でエナジードリンクを飲むことは金の無駄です。
飲み続けると身体に支障をきたし、比較的値段も高い。
カフェインと摂取するとなるとコーヒーの方が費用対効果が高いと感じます。
飲むことを否定するわけではありませんが、飲み過ぎには注意しましょう。