ふとトイレで鏡を見たら鼻毛が見えていた。
家族や友人に「鼻毛出てるよ」と言われた。
なんて恥ずかしかった経験、ありませんか？
いっそのこと全部鼻毛なんてなくなればいいのに！って思う方もいますよね。
でも、皆から邪険に扱われる鼻毛、実は大切な役割を担って生えてきているのです。
この記事では、鼻毛の役割について解説した後、おすすめの鼻毛カッターについて紹介していきます。
参考動画
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鼻毛の役割
私達の健康にとって重要な3つの役割を鼻毛は担っています。その役割について解説していきます。
役割①：ホコリや雑菌の侵入を防ぐ
鼻毛は呼吸をした時にホコリや雑菌が体内へ入るのを防ぐ、フィルターの役割をしています。
鼻毛がないとホコリや雑菌などの異物を体内へと取り込んでしまうことになります。
鼻毛があることで、吸い込まれた異物が鼻毛に引っかかり、物理的に体内に入ってこない、というわけです。
嫌われ者の鼻毛ですが、こうして地味に私たちを病気から守ってくれているのです。
役割②：鼻の中の乾燥を防ぐ
現代ではどこにいても空調が完備されており、冬に限らず、一年中空気が乾燥していますよね。
鼻の奥にある粘膜が乾いてしまうと、「ドライノーズ（乾燥性鼻炎）」と呼ばれる状態になってしまいます。
ドライノーズになると、鼻がムズムズしたり、ヒリヒリするように感じます。
さらに、雑菌やアレルギー物質などの異物が排出されにくくなり、鼻炎や感染症などの症状が起こりやすくなります。
このような状態になるのを防ぐため、鼻毛は鼻の穴の中の湿度や温度を一定に保ってくれているのです。
役割③：ニオイを感じ取る
意外なことに、鼻毛はニオイを嗅ぎ分ける役割も果たしています。
鼻毛にはニオイを感知する毛「嗅毛」という種類が存在します。
嗅毛にはニオイセンサーが備わっていて、ニオイ物質を捉えるとその種類を判別して脳に伝えます。
鼻毛の伸びるスピード
知らないうちに鼻の穴から飛び出してしまっている鼻毛。
一体どれくらいの成長スピードなんでしょうか？
体質や環境などで個人差はありますが、一般的に、鼻毛は毎日0.15ミリ程度、1ヶ月でみると4〜5ミリ伸びてきます。
成長スピードから考えると最低でも月に1度は処理した方がいいでしょう。
鼻毛が伸びやすくなる5つの原因
上記は一般的な話ですが、中には鼻毛が伸びやすいと感じる人もいます。
鼻毛が伸びやすいと感じる原因を5つ解説していきます。
①加齢による毛周期の遅れ
人間の「毛」はサイクルを経て、生えては抜けての繰り返しになります。
よく高齢の人が鼻毛や耳下が伸びっぱなしになっているのを見かけますよね？
実はあれ、毛周期の乱れによって引き起こされている現象なんです。
毛は通常数ヶ月で抜け落ちて、新しいものが生えてきます。
このサイクルが乱れると自然に毛が抜けなくなり、生えっぱなし状態となってしまいます。
高齢になるにつれて、この毛周期が乱れやすくなるので、鼻毛が伸びやすくなってしまうのです。
②加齢による皮膚のたるみ
加齢によって鼻毛が長く伸びる原因はもうひとつあります。
それが、鼻の中の皮膚のたるみです。
非常に残念な話ですが、鼻の中の皮膚がたるんだ分だけ、鼻毛は鼻の穴から出やすくなります。
また、口元や顎など、鼻下の皮膚がたるんでも、鼻の毛穴が下方向に引っ張られ、鼻毛が見えやすくなってしまいます。
顔の筋肉を鍛えたり、毎日マッサージをすることで、顔の皮膚のたるみを予防しましょう。
③汚れた空気
先ほども言ったように、鼻毛はホコリや雑菌から身を守るために生えてきます。
そのため、空気中にホコリや雑菌が多いほど、体を守るために鼻毛が活発に生えてきてしまいます。
都心に住んでいる人であれば、車の排気ガスなども原因になり得ます。
マスクをしたり部屋の換気・加湿などを行って、できるだけ有害な空気は吸わないようにするのが対策となります。
④タバコ
空気が汚い環境で生活するのと同じ理屈で、タバコを吸う人も、鼻毛が伸びやすくなります。
これは、煙を鼻から出さず口から吐き出す場合でも同じです。鼻と口は繋がっているので、吐き出し方を変えただけでは防げません。
タバコの煙には、有害な物質がたくさん含まれているので、鼻毛はその侵入を防止しようと、どんどん伸びるのです。
⑤男性ホルモン過多
一般的に、女性よりも男性の方が体毛が濃く長いことはイメージできると思います。
これは男性ホルモンの影響によるものです。
男性ホルモンには体毛の成長スピードを速める働きがあります。
一方、女性ホルモンには体毛の成長を抑制する働きがあります。
そのため、男性の方が鼻毛を含め、体毛が伸びるのが速いのです。
鼻毛は抜いたらダメ？
鼻毛を処理するとなると、指やピンセットで抜いてしまう人もいますよね。
でも、鼻毛を抜くのは思わぬトラブルを引き起こす可能性があり、あまりおすすめできない処理方法なんです。
最初に申し上げた通り、鼻の内側は粘膜に覆われています。
鼻の粘膜は、血管が多く集まる非常にデリケートな箇所です。
仮に、鼻毛を抜いた際に粘膜が傷つくと、血管も同時に切れ、出血する可能性もあるのです。
また、鼻毛を抜いた時の衝撃で、毛穴の奥に細菌が入り込み、炎症を引き起こすことも考えられます。
鼻毛を抜くということは、少なくとも粘膜や毛穴への負担となっているのです。
鼻毛を処理する場合は、リスクの高い鼻毛抜きは避け、できるだけ鼻毛専用のカッターなどを使いましょう。
鼻毛はどこまで伸びる？ギネス記録は！
もし鼻毛を全く処理しなかったら、どこまで伸びるのでしょうか？
鼻毛の長さのギネス記録は1986年にスペイン人ベラレス・サンチェスさんの98.4mmだそうです。
約10cm！ もう次元が違いますね。
おすすめ鼻毛カッター3選
説明してきた通り、我々の健康に重要な役割を担っている鼻毛。
とはいえ、人から見えてしまっているのは恥ずかしいですよね。
最後に、そんな鼻毛を適切に処理できる最新のおすすめ鼻毛カッター3選をご紹介します。
パナソニック エチケットカッター ER-GN11
「よく切れるのに音が静か」という、いいとこどりの1本で、初心者でも挑戦しやすくなっています。
切れ味のヒミツは、側面と天面に刃がある「デュアルエッジ刃」。
広範囲の毛を効率的にお手入れでき、眉やヒゲの形づくりにも使えます。
電池も長持ちするので気軽に導入できるアイテムだと思います。
パナソニック エチケットカッター ER-GN51
カット後の毛クズを吸い込む！バキューム機能搭載の鼻毛カッターです。
内部にファンを搭載しているため、本体の形状は少し大きめですが、こちらも「デュアルエッジ刃」を採用しており、狙った鼻毛をしっかりカットできます。
先程のER-GN11はカッター内部にたまった毛の掃除が面倒な時があるので、こちらの方がオススメかもしれません。
NOVAKO 電動鼻毛カッター BM1
鼻毛だけでなく耳毛のケアもできるのが特徴です。人間工学に基づいてデザインされており、肌に優しく鼻毛をカットできます。
本体には、毎分8,500回転するパワフルなモーターが搭載されており、こちらも「デュアルエッジ刃」を採用。
充電方式でパソコンやモバイルバッテリーからも充電ができるので、コンセントがなくても安心です。
フル充電するには8時間ほどかかりますが、バッテリーは最大で3ヶ月使用できます。
いかがでしたでしょうか。
鼻毛の役割の解説、さらにおすすめ鼻毛カッターまでを紹介させていただきました。
少しは鼻毛を労ってやろう、と思ったのではないでしょうか。
適切な処理をして、うまく鼻毛とつきあっていきましょう！