読書をしてて、「せっかく読書をしたのに、すぐ内容を忘れてしまう」
「1冊読破するまでに読むのをやめてしまう」
と悩んでしまうことってありませんか?
ということで今回は、効率的かつ内容を忘れない読書方法を紹介していきます。
※今回紹介する読書方法は文学作品には当てはまりません。
参考動画
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
ブログは読むのは億劫だ、という方は動画を観ていただければと思います。
ぜひチャンネル登録をよろしく願いします!
忘れてしまうことを落ち込む必要はない
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウス氏が発表した「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか。
これは人が何かを学んだとき、時間が経つにつれてどのくらい忘れるかを数値化したもので、20分後に42%、1時間後に56%、9時間後に65%、1日後に66%、2日後に73%、6日後に75%、31日後に79%忘れることが示されています。
ただし、これは自分にとって無意味なものを覚えた時の記憶のデータなので、全ての学びに当てはまるわけではありません。
いずれにせよ、人は時間が経てば忘れてしまことも多いため、「自分が記憶力が悪い」と落ち込む必要はありません。
読書法その①:2割読み
購入した本を一冊読破できないと、ちょっとした挫折感を感じますよね。
これが読書に対する苦手意識を植え付けているのかもしれません。
でもそんな理由で読書をしないのは勿体ないので、この際、「最初から最後まで読み切らなければ、その本を読んだとは言えない」という思い込みを捨てましょう。
「2割読んで、その本全体で言いたいことの半分以上をつかめたらOK。読破したこととし、つかんだ内容をしっかり記憶に留めよう」くらいの感覚で読みましょう。
それじゃ読書の意味ないじゃないか、と言う人もいるかもしれません。
それでも読書が嫌い・苦手でもう読まない、となるよりかはマシです。
「2割」と言っても、最初の5分の1を読めばいい、ということではありません。
大事そうな箇所を数ページずつピックアップして読んでいくのです。
いわゆる「飛ばし読み」です。
「難しい」「ワケわかんない」「退屈」などと感じたら、ブロックごとすっと飛ばす。
そうして、わかりそうなところ、おもしろそうなところに移動して、そのブロックを読む。
という読み方でいいのです。
読書法その②:順番通り読まない
1冊を読破することを阻む思い込みがもう一つあります。
それは、「本は最初から順番に読んでいくものだ」という思い込みです。
順番を変えて読むのも一つの方法です。
この読み方のポイントは、まず目次をざっと見ること。
あなたはたぶん「まえがき」を読んだら、目次を飛ばして本編に入ると思いますが、実は目次こそ「じっくり読む」ことが大切です。
目次を読めば、自分が必要としている知識・情報を得るには、どこを読めばいいかわかります。
そこが把握できれば、あとはあなたにとって大事だと思う項目だけを読んでいきましょう。
退屈を感じることなく、効率的に本を読むことができると思います。
読書法その③目次を見て内容を予想する
目次を見る時、大切にしてほしいポイントがあります。
それは、目次から内容を予想することです。
目次から内容を予想することで、記憶に定着しやすくなるのです。
それはなぜか。
重要となるポイントは、「予想した内容が間違っている」ということです。
目次からイメージした内容と本の内容が違っていると「裏切られたー!」という感覚が生まれます。
期待や予測を裏切られたという感覚は記憶に強く残るのです。
目次から予想を立てたら、実際にその章を読んで内容を確かめるのですが、全ての文章を読む必要はありません。
◆章の冒頭を読む
◆章の締めを読む
つまり、各章の最初と最後を読むということです。
これで大体の内容が把握できるはずです。
そこでもし予想した内容と一致していたら、読み飛ばして構いません。
読んだとしても「まぁそういうことでしょうね」となって記憶に残らないでしょう。
目次から予想した内容と本文の内容が違っていたら、読んでみてください。
本の内容は予想とは異なるもので「へぇ、そうなんだ!」と思えるはずです。
「自分の予想が裏切られる→興味が湧く→記憶に残る」
こうして実のある読書になるのです。
読んだらアウトプットをしていきましょう!
読書家は皆、読んだらとにかくアウトプットするのが大事!と口を揃えて言います。
そこで、簡単にできるアウトプット方法をご紹介しておきます。
◆本の内容を人に話す
◆本の感想などをSNSでシェアする
◆書評やレビューを書く
どれもそこまで時間を必要とせずサクッとできるアウトプット方法なので、ぜひ実践していきましょう。
まとめ
今回は、効率的かつ内容を忘れない読書方法を紹介させていただきました。
読書から新たな発見・気づきが生じることは多々あります。
そんな読書をしないなんて勿体ないですよね。
普段読書をしない又は読書が苦手という人も、今回の読書方法を試して読書の大切さや楽しさを感じていただけたらと思います。