今回は、そんなお悩みを解決するための記事を書きました。
ストキャスティクスRSIはその名の通り、ストキャスティクスとRSI (Relative Strength Index)を組み合わせた指標で、相場が今「買われすぎ」・「売られすぎ」のどちらに傾いているのかを数値化した指標のことです。
いずれも相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する分析手法ですが、組み合わせることで、短期売買においてRSIよりも効果を発揮すると考えられています。
ということで今回は、そんなストキャスティクスRSIについて解説していきます。
僕ら「都会のサバイバル」も全くの無知から都会で生き抜くために、色々学んでます。
ぜひみなさんも一緒に学んでいきましょう!!
参考動画
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ストキャスティクスRSIとは?
一定期間の高値と安値を活用して、「買われ過ぎ」か「売られ過ぎ」かを判断する指標
ストキャスティックRSIは、その名の通り、ストキャスティクスとRSIを合わせてできた指標で、より正確に言えば、RSIの値を、ストキャスティクスの式に入れて計算しなおしたもので0~100までの値をとります。
ストキャスティクスとは?
ストキャスティクスとは、RSI同様、相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する分析手法で、オシレータ系の指標として、個人投資家の間でも非常に人気があります。
※オシレーター系:投資用語で「買われすぎ」や「売られ過ぎ」を示すテクニカル分析手法のこと。
「%K」と「%D」の2本のラインを利用した、ファーストストキャスティックスと、
「Slow%D」と「Slow%SD」の2本のラインを利用したスローストキャスティクスの2種類があります。
ファーストストキャスティックスは、相場の動きに素早く反応するため、短期売買向きでダマシも多いのが欠点です。それを補う役割を果たすのがスローストキャスティクスで、一般的にはこちらを利用することが多いようです。
ストキャスティクスに似ているRSIは買いゾーン、売りゾーンで判断するのに対して、ストキャスティクスは2本の線を用いて明確に売買シグナルが出るので、相対的に判断しやすいテクニカル指標であると言えます。
ストキャスティクスの代表的な売買サインは、20%より下で「%K」が「%D」を上抜ける動きとなった場合に買い、80%より上で%Kが%Dを下抜けるような動きとなった場合に売りとなります。
RSIとは?
RSIも同じく相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する分析手法です。
上記のように、RSIはどのくらいレートが上下しているのかが0~100%の値で表されます。
上昇局面に入ると数値が50%以上で推移し、下降局面に入ると数値が50%以下で推移します。
通常、RSIが70~80%以上であれば相場は買われすぎ、逆にRSIが20~30%以下であれば相場は売られ過ぎであると判断されます。
ストキャスティクスRSIとは?
上記の2つを合わせてできた指標で、特徴としてはRSIに比べ、ストキャスティックRSIの方が、より価格の動きに敏感に反応します。
ボックス相場(トレンドが無く、高値と安値が一定の範囲内で上下をしている相場)での短期的売買にRSI以上の強さを発揮すると考えられています。
ストキャスティクスRSIの見方・使い方
基本的には、ストキャスティクスRSIとシグナルを併用し、ストキャスティクスと同様の見方をします。
ストキャスティックRSIにおけるシグナルとは、ストキャスティクスにおける「%K」と「%D」との関係にあたります。つまり、ストキャスティックRSIとシグナルがクロスすると売買サインとみなします。
一般的にはHighラインを80%に設定、Lowラインを20%に設定し、Lowラインを超えれば売られ過ぎと判断し「買い」で、Highラインを超えれば買われ過ぎと判断し「売り」とみます。
そのHighライン、Lowライン付近でストキャスティクスRSIとシグナルがクロスすると、売買サインとみなします。
価格の動きとストキャスティクスRSIの動きが逆行した時は、相場の天底の出現を示唆する可能性高いと判断します(ダイバージェンス現象)
※ダイバージェンス現象に関してはこちらをご覧ください↓
まとめ
今回は、ストキャスティックRSIについて解説しました。
[買いのサイン]
◆ストキャスティックRSIが20%以下(売られ過ぎ水準)から20%を上回った場合
◆50%を上回れば、上昇トレンドの可能性が高まる
◆強い上昇トレンド:80%以上(買われ過ぎ水準)を上回り、100%へ接近した局面
◆強気の乖離(ブリッシュ・ダイバージェンス)
※価格が前回安値を更新して下落しているにも関わらず、ストキャスティックRSIが下げ渋り、20%を上回ってきた場合
[売りのサイン]
◆ストキャスティックRSIが80%以上(買われ過ぎ水準)から80%を下回った場合
◆50%を下回れば、下落トレンドの可能性が高まる
◆強い下落トレンド:20%以下(売られ過ぎ水準)を下回り、0%へ接近した局面
◆弱気の乖離(ベアリッシュ・ダイバージェンス)
※価格が前回高値を更新して上昇しているにも関わらず、ストキャスティックRSIが上げ渋り、80%を下回ってきた場合
ぜひ、株式トレードで活用してみてください。