そんなお悩みを解決するための記事を書きました。
パラボリックは相場のトレンド転換点を探る時に有効なテクニカル指標です。
今回は、そんな「パラボリック」について解説していきます。
僕ら「都会のサバイバル」も全くの無知から都会で生き抜くために、色々学んでます。
ぜひみなさんも一緒に学んでいきましょう!!
参考動画
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パラボリックとは
相場のトレンド転換点を探る時に有効な指標
パラボリックは、RSIを生み出したJ.W.ワイルダー(米国)によって考案されたSAR(ストップ&リバースポイント)と呼ばれるラインを用いたトレンドフォロー型の指標です
パラボリックは「放物線上の」という意味があり、チャートの上または下に放物線のラインを表示するテクニカル指標で、主に相場のトレンド転換点を探る時に有効的です。
描かれた放物線(SAR)と実際の価格の交差するポイントが売買転換点を示し、途転(どてん:買い方なら買いを手仕舞い、売りを入れる手法)を繰り返して行うのがパラボリックの狙いです。
※どてん(途転)とは、保有しているポジションを正反対にすること。買建玉をすべて売却した上で、さらに新規に売り建てたり、売建玉をすべて買い戻した上で、さらに新規に買い建てることを指します。
※建玉(たてぎょく)とは、信用取引や先物取引、オプション取引、FXなどにおいて、取引約定後に反対売買されないまま残っている未決済分を指します。
パラボリックの計算式
パラボリックのSARは、以下の計算式で算出されています。
SAR=(EP−前日のSAR)×AF+前日のSAR
EP (極大値) : SARが買いシグナルを示している期間は、その期間の最高値。
SARが売りシグナルを示している期間は、その期間の最安値。
AF (加速因子): 通常は、(0.02≦AF≦0.20)
パラボリックの見方・使い方
◆上昇しているSARが下降している日足と交差した地点が売りサイン
◆下降しているSARに上昇している日足と交差した地点が買いサイン
パラボリックの売買ポイントは、チャートがSARにタッチしたら上昇と下降トレンドが逆転します。
つまり、下側に表示されているパラボリックのSARが、チャートにタッチするまで上昇トレンドが継続します。
SARがチャートのローソク足にタッチすると、今度は上側に放物線が表示されます。
ここから下降トレンドがスタートし、再びSARにチャートがタッチすると、上昇トレンドに転換します。
利用上の注意点
パラボリックは、価格が長期間にわたって一方向に動く場合に有効なものと言えますが、レンジ相場になって短期間に価格が上下する状態になると、だましが多くなってしまいます。
※レンジ相場:短期間で株価が細かく上下動するような相場
そこでパラボリックを考案したJ.W.ワイルダー氏は、DMIのADX(※)を併用しトレンドが確認出来る局面でパラボリックを利用するのがより有効であると述べています。
※DMIのADX : ADXは、トレンドの強さを表しトレンドの方向を区別せず上昇・下降どちらかにトレンドがある時に上昇していきます。ADXが上昇している時はトレンドが進行中で、下降している時はトレンドが調整中で相場は保ちあいにあると判断します。
まとめ
今回は、パラボリックについて解説しました。
[買いのサイン]
◆下降しているSARに上昇している日足と交差した地点
[売りのサイン]
◆上昇しているSARが下降している日足と交差した地点
ぜひ、株式トレードで活用してみてください。