そんなお悩みを解決するための記事を書きました。
モメンタムは相場の勢いや方向性を判断するオシレータ系のテクニカル指標です。
つまり、現在、株が買われすぎているのか売られすぎているのかを判断して、売買タイミングを把握する分析手法です。
今回は、そんな「モメンタム」について解説していきます。
僕ら「都会のサバイバル」も全くの無知から都会で生き抜くために、色々学んでます。
ぜひみなさんも一緒に学んでいきましょう!!
参考動画
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モメンタムとは
株が買われすぎているのか売られすぎているのかを判断して、売買タイミングを把握する分析方法
モメンタム(momentum)とは、日本語に訳すと「勢い」という意味で、相場の勢いや値動きの幅から、現在、株が買われすぎているのか売られすぎているのかを判断して、売買タイミングを把握する分析方法です。
モメンタムは、当日の終値から○日前の終値を引いて求められるため、短期的な動きを判断する指標として使用されます。
売買タイミングを把握する指標というよりは、相場が上昇している時の勢いが弱くなってきているのか、また相場が下降している時の勢いが強くなってきているのかを捉える先行指標としても利用できます。
このモメンタムはオシレーター系の指標の中で最もシンプルなもので、基本ともいえます。初心者には分かりやすい順張り(※)で利益を上げていく手法なので、初心者の方はぜひ学んで活用していきましょう。
※1 順張り
株価が上昇傾向(上昇トレンド)にあるときに買い、株価が下落傾向にあるときに売るといった、「株価の方向に合わせて売買する」方法
モメンタムの計算式
モメンタムは、「当日の終値-○日前の終値」で求められ、プラスなら強気、マイナスなら弱気と判断します。
○の部分は、一般的に日足では10日前、15日前や20日前、25日前と比較することもあります。また、日足だけでなく、週足でモメンタムを計算しても構いません。
【モメンタムの使用日数】
日足・・・10日、25日
週足・・・9週、13週、26週
月足・・・3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月
モメンタムの見方
モメンタムでは、その線の動きによって下記のような判断をすることができます。
◆0より上にあったモメンタムがさらに上に行けば、上昇度が増している。
◆相場が上がっているのに、モメンタムが横這いになってきたら上昇率の低下を意味する。
◆0より下でさらに下げれば、下落に拍車がかかっている。
◆値が下がるものの、モメンタムが横ばいなら下落率が緩やかにになったことを意味する。
◆0の下にあったモメンタムが0を上抜ければ買いサインとされます。
◆0の上にあったモメンタムが0を下抜ければ売りサインとされます。
モメンタムの使い方(売買タイミング)
[買いタイミング]
◆モメンタムが0以下から0以上に上抜けた
◆0以上でさらに上昇した
◆株価が下落しているのにモメンタムが横ばい
※下落相場の終わりが近い
[売りタイミング]
◆モメンタムが0以上から0以下に割り込む
◆0以下でさらに下降した
◆株価が上昇しているのに、モメンタムが横ばい
※上昇相場の終わりが近い
利用上の注意点
ダマシが多い
モメンタムはとても単純な仕組みであり、ダマしが多いのがデメリットです。
モメンタムでよく見られるダマしを避けるためには、計測期間を25日や9週など長い期間にしてみるといいでしょう。
また、そうやって決めた計測期間での判断基準をブラさないことも重要です。
何日前の株価と比較するのか、何日分のモメンタムを平均するのか、これらの組み合わせは非常に多いため、自分にとって都合の良い結果が出る組み合わせを見つけてしまうことがよくあります。
モメンタムで判断するときは、一定の基準を設けたり、他の指標も使いながら判断をするようにしましょう。
大きく変化する局面に弱い
モメンタムは、市場が大きく変化するような局面に弱いです。
たとえば、アメリカの大統領選挙前後などは、市場が大きく動く可能性が高いため、モメンタムが機能しなくなることが多いです。
モメンタムは、前述のとおりトレンドからの判断を重視した投資です。たとえ順調にトレンドが形成されていたとしても、何らかの要因で市場が大きく変化してしまうことはあります。
トレンドが崩れれば、売りに転じる投資家が増えます。さらにこの売りに転じた投資家に乗じて、他の投資家も一斉に売りに転じ、大きくトレンドが変化するのです。
モメンタムは、市場が落ち着いていて、変化が少ない局面で使うようにしましょう。
トレンドが崩れたら即損切り
モメンタムを使用する場合、自分が想定していたトレンドが崩れた場合、即損切りを決断するよう心がけましょう。
投資初心者の場合、自分が買った銘柄に愛着が湧いてしまい、損切りを躊躇することが多いですが、モメンタムでは、トレンドが崩れたら即損切りを行わなければ、大きな損失に繋がる可能性があります。
なぜなら、先ほど述べたように、一度トレンドが崩れて投資家が売りに転じれば、それに乗じた投資家がさらに売りを仕掛けるからです。
このためモメンタムは、トレンドが崩れてしまうと、あっという間に下落(または上昇)する可能性が高いのです。
トレンドが崩れればきっぱり損切りをして、また新たなトレンドを形成しそうな銘柄を探すようにしましょう。
まとめ
今回は、モメンタムについて解説しました。
[買いタイミング]
◆モメンタムが0以下から0以上に上抜けた
◆0以上でさらに上昇した
◆株価が下落しているのにモメンタムが横ばい
※下落相場からの転換点が近い
[売りタイミング]
◆モメンタムが0以上から0以下に割り込む
◆0以下でさらに下降した
◆株価が下降しているのに、モメンタムが横ばい
※上昇相場の終わりが近い
[利用上の注意]
◆ダマシには注意
◆相場が安定している局面で使う
◆トレンドが崩れたら即損切り
ぜひ、株式トレードで活用してみてください。