前回の第1回で、ローソク足の見方と一部の活用法について解説させていただきました。
今回の第2回では、さらに他の活用法で買いシグナルを中心に紹介していきます。
基本的な内容については第1回で紹介しておりますので、まだの方はぜひそちらも合わせてご覧ください。
僕ら「都会のサバイバル」も全くの無知から都会で生き抜くために、色々学んでます。
ぜひみなさんも一緒に学んでいきましょう!!
参考動画
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ローソク足を使った分析
第1回での分析方法では、主に基本的な見方について解説しましたが、今回は買いの判断をするための活用法を中心に解説していきます。
なべ底
「なべ底」は「ラウンドボトム」とも呼ばれ、鍋底のような型のチャートパターンです。
なべ底は、1~3か月もみ合ったあと、下値を切り上げる形です。下げる過程で投げ売りが出続けて、大底に向かうまで下げ続けた株価に見られる大底を確認できるパターンです。
投げ売りが続き底値圏で投げ売りは出尽くし下げ止まったものの、反発に転じず、横ばいが続く事から、この様な「なべ底」と呼ばれる動きになます。
下値を切り上げた後、1~3か月は継続して上昇することが多いのですが、底値圏で何度も往来するので、上放れを確認してからが買いのタイミングと判断します。
明けの明星
底値圏でこのように大陰線→窓あき→大陽線のカタチを明けの明星と言います。
下げ相場の終わりと判断し、今後は底入れから強い立上りの買いシグナルとするものです。
黒三平
陰線が3本連続で同一方向に向かって現れることを黒三平(くろさんぺい)と言います。
相場の下降トレンドを示す兆候と捉えられることが多いとされています。
黒い烏に不吉なものが感じられるところから、黒三兵は別名、三羽烏(さんばがらす)とも呼ばれます。
赤三平
陽線が3本連続で同一方向に向かって現れることを赤三平(あかさんぺい)と言います。
こちらは黒三平とは逆で、相場の上昇トレンドを示す兆候と捉えられることが多く、特に黒三平から赤三平のカタチは買いのシグナルとされています。
たくり線
底値圏で、下ひげが長く始値と終値の実体部分が小さいローソク足をたくり線と言い、買いのシグナルとされています。
下ヒゲが長ければ長いほど反発力が強いと言われ、加速度的に下降している局面であれば、この足型の信頼性はかなり高く,その後の反発も期待できます。さらに出来高も急増していれば,信頼性はもっと上がるでしょう。
三空叩き込み
下落して3回連続で窓を空けた形を三空叩き込みと言います。
三空叩き込みは相場の転換期を暗示しているとされ、下降トレンドから上昇トレンドへ転換することが多いとされています。
陰の陰はらみ
大陰線の翌日に出た陰線が、前日の大陰線の中に納まるようなカタチ(はらみ線)になる事を陰の陰はらみと言います。
底値圏で大陰線とはらみ陰線が連続して現れたら、下げ止まりのシグナルとみて、翌日のローソク足に注目です。
次の日、安値寄りでも前日の陰線を包み込むような陽線になったり、上放れした陽線となった場合は、買い局面への転換点となる可能性が高いと言えます。
まとめ
今回は、前回に引き続きローソク足の見方について解説しました。
ローソク足のカタチにも注目して売買できるようになると、より勝率が上がるでしょう。
ぜひ、活用してみてください。
次回は最後、第3回をお届けします!お楽しみに!