今回は、そんなお悩みを解決するための記事を書きました。
株式投資を始めたとき、チャートに必ず表示されるローソク足。
その形態も多くの種類があり、初心者にとっては抵抗感がありますよね。
しかし、見るべきところだけを理解すれば全然難しくはなく、ローソク足を使ったチャート分析も可能になります。
今回は、そんなローソク足について、3回に分けて解説していきます。
僕ら「都会のサバイバル」も全くの無知から都会で生き抜くために、色々学んでます。
ぜひみなさんも一緒に学んでいきましょう!!
参考動画
この記事の内容は動画としても公開しています。文字読むのが面倒な人はこちらをどうぞ!
気に入ったらチャンネル登録もよろしくお願いします!
記事を読む前に
この記事を読んでいただいている方の中に、これから株式投資を始めるにあたって最初にローソク足について学ぼう!と考えている方がいたら、この記事を読むのを止めてください。
なぜなら、日本人のトレーダーのほとんどがローソク足の読み方から覚えようとして挫折し、結局トレード自体を諦めてしまうからです。
株式投資はテクニカル分析の指標を学べば、ローソク足が読めなくてもできますし、テクニカル分析指標は各証券会社のトレードツールに備わっているので、ボタン一つで見ることができます。
実際、ローソク足の見方がわからなかった私達が動画の中でそれを実証しています。
ですから、株式投資を始めようという方でローソク足から学ぼうという方は一旦この記事を読んでいただくのをやめて、テクニカル指標の見方の記事から読んでいただくことをお勧めします。
ローソク足の見方
では早速ローソク足の見方について解説していきましょう
ローソク足の部分ごとの名称と意味
ローソク足は、四本値と呼ばれる4つのデータから成り立っています。四本値とは、ある一定期間の始値、終値、高値、安値の4つの価格のことです。
例:期間を1日(日足)とした場合
・始値:1日で最初に取引された価格
・終値:1日で最後に取引された価格
・高値:1日で最も高く取引された価格
・安値:1日で最も安く取引された価格
ローソク足のそれぞれの形態にも名称があります。
始値と終値で囲まれた部分のことを実体(じったい)や胴体(どうたい)と言い、終値が確定する前は始値と現在値が実体(胴体)となります。
実体(胴体)から延びる上下の線は高値と安値を表し、高値を表す線のことを上ヒゲ、安値を表す線のことを下ヒゲと呼びます。
チャートには2色のローソク足が存在していて、それぞれ陽線(ようせん)または陰線(いんせん)と呼ばれ、始値より終値(もしくは現在値)が高いか安いかを表現しています。
つまり、1日(日足)で見た場合、その日の始値より終値(もしくは現在値)が高ければ赤いローソク足に、低ければ青いローソク足がその日のチャートに表示されます。このローソク足を連続にしたものがよく見る株式チャートになります。
※画像では楽天証券のトレードソフト(マーケットスピード)を参考に、陽線を赤、陰線を青で表していますが、証券会社やトレードソフトによって異なります。
ローソク足の期間
先程、日足で見た場合と言いましたが、ローソク足1本の期間は自由に変更することができます。
また、設定した期間によってローソク足チャートの名称が異なります。
・分足(ふんあし):ローソク足1本が1分(5分足や15分足もある)
・時間足(じかんあし):1時間
・日足(ひあし):1日
・週足(しゅうあし):1週間
・月足(つきあし):1ヶ月
・年足(ねんあし):1年
ローソク足を使った分析
ローソクの見方については前述の内容だけ覚えていただければもう大丈夫です!!
では次にローソク足を使った分析手法についてみていきましょう。
窓
隣り合うローソク足の安値と高値が離れている場所を窓(ギャップ)といいます。
画像のように上の方向へ窓ができることを、上への窓開け(まどあけ)といい、取引のされていない時間に、突発的なニュースなどが出たときによく出現します。
前日終値より窓を開けて高く値が付くことをギャップアップ(GU)、前日終値より窓を開けて低く値が付くことをギャップダウン(GD)と呼びます。
一般的に、窓ができると、窓を開けたあとに株価が戻る(窓を埋める)ような動きを取ることが多いと言われています。つまり、窓が開けた側とは逆方向に株価が推移する傾向があるということです。
これを窓埋めと言います。
ただし、注意していただいきたのは、開いた窓は必ず埋まるというわけではなく、あくまでも「いつかは埋まる可能性がある」ということです。
窓が埋まるとしたら、それは数日後の話かもしれないし数カ月後の話かもしれない、ということを認識しておきましょう。
はらみ線
2本のローソク足のうち古いローソク足の中に新しいローソク足が入っている形状をはらみ線と言います。相場の天井や底を形成するときによく出る形とされており、トレンドが転換するサインと言われています。
上昇相場において、大陽線の次に小陽線もしくは小陰線がはらまれた場合にはこれから下落する、下落相場において、大陰線の次に小陽線もしくは小陰線がはらまれた場合にはこれから上昇することを暗示しているとされています。
つつみ線
2本のローソク足のうち、新しいローソク足が古いローソク足の高値と安値を包み込んでいる形状を包み足と言います。
これは新しいローソク足が陽線か陰線か、どの局面で出現するのかも合わせて確認する必要があります。
上昇相場において、陰線が陽線を包んだ場合には、下落に転じる転換点となる確率が高く、下落相場において、陽線が陰線を包んだ場合には、上昇に転じる転換点となる確率が高いとされています。
かぶせ線
大陽線をつけた日の終値よりも翌日の始値が高かったものの、下落に転じ大陽線の範囲内で取引を終えた場合をかぶせ線と呼びます。
そして、直前の大陽線の本体半分にかぶってくるほどの陰線であれば、「それまで保っていた上昇力が衰え始めたのではないか」と判断ができるローソク足分析です。
つまり、陰線の終値が、陽線本体の中心を下回るほどの下げであれば明確な売りのサインとなります。
まとめ
今回は、ローソク足の見方と分析方法について解説しました。
最初は抵抗感があるかもしれませんが、ローソク足の見方をマスターすることで、より株式投資の勝率を上げることができると言えます。
ぜひ活用していきましょう。
次回もローソク足について解説しますので、もっと知りたい!という方はそちらもぜひご覧ください!